本文へスキップ
TEL 0943-74-7150(代表) 親会社 東プレ株式会社 (新しいタブで開きます)
お問い合わせ

Business & Technology

事業・技術紹介

超ハイテン材のプレス加工技術を核に、
自動車用プレス部品・組立部品を開発から製造・販売まで一貫体制でお届けしています。

Business

事業概要

課題 — 軽さと強さの両立

クルマは今、燃費・電費のために「軽く」、衝突安全のために「強く」という、相反する要求を同時に突きつけられています。EV化で車体が重くなるほど、この課題は深刻になります。

解決 — 鋼板の限界を超える

答えは、より強い鋼板を、より精密に成形する技術。1180MPa級の冷間プレスと1470MPa級のホットスタンプ、そして金型の内製。この組み合わせが「薄くて強い部品」を実現します。

未来 — EV時代の部品へ

バッテリーを衝撃から守るケースなど、EV・HEVならではの新しい部品づくりが始まっています。次世代のクルマ社会を、九州から骨格で支えていきます。

クルマの「骨格」を、一貫体制でつくる。

東プレ九州は、自動車の車体骨格を構成するプレス部品・組立部品の専門メーカーです。センターピラーやサイドシルなど、衝突時に乗員を守る最も重要な部品を、開発から金型製作・プレス成形・溶接組立・検査まで一貫体制で生産しています。

私たちの部品は国内の大手自動車メーカーに納入され、世界各国を走るクルマに使われています。

自動車の透視図。車体の骨格をピンク色で示している

ものづくりの流れ

技術センター(金型工場)での金型づくりから、久留米・苅田の生産工場での量産まで。
設計・金型・生産が一体となった体制で、クルマの骨格部品をつくっています。

東プレ九州のものづくりフロー図。金型工場(技術センター): 1.技術開発 2.製品設計 3.金型設計 4.玉成 5.仕上げ。ここで完成した金型を生産工場へ供給。生産工場(久留米・苅田): 1.材料投入 2.プレス 3.溶接 4.品質検査 5.発送。

※横にスクロールしてご覧いただけます。

大型プレスライン
High-Tensile Steel Press

超ハイテン材プレス加工

超ハイテン材(超高張力鋼板)は、一般に引張強度980MPaを超える特別な鋼板です。強度が高いほど加工は難しくなりますが、東プレ九州は冷間プレスで1180MPa級の加工を実現しています。1180MPaとは、1平方ミリメートル——鉛筆の芯の断面ほどの面積で、約120kgの力に耐えられる強度です。

薄くても強い超ハイテン材を使うことで、部品を軽くしながら衝突安全性を高める——クルマの燃費・電費の向上と安全性能の両立に貢献する、需要がますます高まっている技術です。

  • 1180MPa級の冷間プレス成形
  • スプリングバック(成形後の変形)を抑える高精度技術
  • 3000t大型プレス機による量産体制

この設備を動かす仕事を見る

現場の映像で見る(バーチャル工場見学 Stop 04 プレス)›

Hot Stamping

ホットスタンプ工法

鋼板を約900℃に加熱し、金型の中で成形と同時に急冷・焼入れを行う——それがホットスタンプ工法です。この工法により、冷間プレスでは困難な1470MPa級という超高強度の部品を一体成形で量産しています。

1470MPaとは、1平方ミリメートルあたり約150kgに耐える強度。この「極限の強度」を持つ部品が衝突時の車体の変形を抑え、乗る人の命を守ります。

  • 約900℃の加熱と、金型内での成形・焼入れの同時実施
  • 1470MPa級の超高強度部品を量産
  • 苅田工場の最新鋭ホットスタンプラインで生産

この技術を担う仕事を見る

ホットスタンプ設備

現場の映像で見る(バーチャル工場見学 Stop 05 ホットスタンプ)›

Cold Press vs. Hot Stamping

2つの工法の使い分け

部品に求められる強度・形状・コストに応じて、冷間プレスとホットスタンプを使い分けています。

超ハイテン材 冷間プレスホットスタンプ工法
成形温度常温約900℃に加熱して成形・金型内で急冷
到達強度1180MPa級1470MPa級
向いている部品高い寸法精度と生産性が求められる骨格部品冷間では成形が難しい、超高強度・一体成形の部品
主な設備3000tプレス機(久留米工場)ホットスタンプライン(苅田工場)

現場の映像で見る(バーチャル工場見学 Stop 04・05)›

大型マシニングセンタで金型を削り出す様子
Die Engineering

金型技術 — 設計から製造まで内製化

プレス部品の品質は、金型で決まります。東プレ九州は2015年に技術センターを設立し、プレス金型の設計・製造を自社内で完結できる体制を整えました。

製品設計の段階から成形シミュレーション(CAE解析)で量産性を検証し、大型NC工作機械で高精度に加工。トライ・評価を重ねて量産金型に仕上げます。この一貫体制が、開発スピードと品質の両方を支えています。

金型をつくる仕事を見る

現場の映像で見る(バーチャル工場見学 Stop 02 金型づくり)›

Quality Assurance

品質保証

クルマの安全を支える骨格部品には、一切の妥協が許されません。東プレ九州は、品質マネジメントシステムの国際規格に基づく管理体制のもと、材料の受け入れから出荷まで、全工程で品質をつくり込んでいます。

お客様の要求品質に応え続けてきた実績が、私たちの誇りです。

認証とお取引先様への対応を見る

プレス部品を手に取り、品質を確かめる社員
Products & Technology

東プレ九州が手がける主要構造部品

各マーカーをクリック・タップすると、部品の詳細をご覧いただけます。

自動車の透視図と、東プレ九州が手がける6つの構造部品(フロントピラー・バッテリーケース・リアピラー・ドアビーム・センターピラー・ホイールハウス)
フロントピラー
Front Pillar
フロントドア前方の柱(Aピラー)
衝突時に車内空間を守る重要な骨格部品です。東プレ九州では引張強度1470MPa級の超高強度鋼板(ホットスタンプ材)を使用し、軽量化と高い衝突安全性を両立しています。
✶ 安全性・軽量化
バッテリーケース
Battery Case
EV・HEVの大型バッテリーを収納・保護
電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)に搭載される大型バッテリーを収納する構造部品です。強度・防水・軽量化のすべてを高水準で満たすことが求められる次世代自動車の要です。
✶ EV・HEV対応
リアピラー
Rear Pillar
リアドア後方の柱(Cピラー)
車体後部の剛性を高め、後面衝突時の安全性を確保します。ルーフの荷重も支える重要な構造材で、プレス加工の精度が車体全体の品質に直結します。
✶ 剛性・後突安全
ドアビーム
Door Beam
ドア内部に内蔵された補強材
ドアの内部に水平に取り付けられる棒状の補強部品(インパクトバー)です。側面衝突の際に変形を抑え、乗員への衝撃を最小化します。超高強度鋼の成形技術が最も問われる部品のひとつです。
✶ 側突保護
センターピラー
Center Pillar (B-Pillar)
前後ドアの間にある中央の柱(Bピラー)
自動車の安全構造の中で最も重要な部品の一つです。側面衝突時に車内への侵入を防ぎ、乗員を守ります。シートベルトのアンカーポイントでもあり、高い精度と強度が不可欠です。
✶ 最重要安全部品
ホイールハウス
Wheel House
タイヤを収める空間の骨格部品
タイヤの上部を覆う空間を形成する部品です。走行中の振動・衝撃を吸収しながら、車体の剛性も確保します。複雑な三次元形状をプレス加工で成形する高度な技術が必要です。
✶ 振動吸収・剛性

このほかにも、サイドシル・リアパネル・フロントピラーロア・組立部品(ASSY)など、車体骨格を構成する多彩な部品を手がけています。

Movie

プレスの現場を、60秒で。

3000tプレス機から金型・検査まで。実際の生産現場をダイジェストでご覧いただけます(音声なし)。

60秒ダイジェスト音声なし

企業PR動画(フル版)はトップページでご覧いただけます ›

Equipment

現場を支える設備

最先端の自動化設備が、高品質・高効率なものづくりを支えています。拠点・設備の詳細はこちら ›

Glossary

用語解説

このページに出てくる技術用語を、はじめての方にも分かるように短く説明します。

超ハイテン材(超高張力鋼板)
引張強度がおおむね980MPa以上の非常に強い鋼板。薄くしても強度を保てるため、車体を軽くしながら衝突安全性を高められます。硬い分だけ成形が難しく、金型技術とプレス機の能力が問われます。
ホットスタンプ(熱間プレス)
鋼板を約900℃に加熱して柔らかい状態で成形し、金型の中で急冷して焼入れする工法。冷間では成形できない超高強度(1470MPa級以上)の部品を、複雑な形状でつくることができます。
焼入れ
高温に熱した鋼を急速に冷やして硬くする熱処理。ホットスタンプでは、成形と同時に金型の中で行われます。
スプリングバック
プレスで曲げた鋼板が、金型から離れたときに弾性で少し元の形に戻ろうとする現象。強度の高い鋼板ほど大きく、金型の設計段階で戻り量を見込んで補正します。
サーボプレス
サーボモーターでスライドの速度や位置を自在に制御できるプレス機。材料や形状に合わせて成形の途中で速度を変えられるため、割れやスプリングバックを抑えやすくなります。
ブランキング
コイル状の鋼板から、成形前の素材(ブランク)を必要な外形に打ち抜く工程。プレス成形の最初のステップです。
玉成(ぎょくせい)
完成した金型で試し打ちをしながら、金型の面を職人が手作業で磨き・調整し、狙いどおりの形と寸法の部品ができるように仕上げること。スプリングバックの補正など、機械では追い込みきれない精度を人の手と目で仕上げます。
CAE解析
コンピューター上で成形をシミュレーションし、割れ・しわ・スプリングバックなどを試作前に予測する技術。金型の設計精度を高め、試作回数と開発期間を減らします。

Contact製品・技術に関するご相談は、お気軽にどうぞ